新型コロナウイルス感染防止のための自粛が始まって以来、腰痛になる方が多いようです。特にデスクワークの会社員の方に多い印象です。
外出自粛による運動不足や、慣れないテレワークのイライラで、呼吸が浅くなっていませんか?呼吸が浅くなると、胃腸の動きが鈍り腎臓の裏が腫れて、腰痛の原因になる場合があります。腎臓の周辺のコリをほぐすと改善する事があります。
ハンス・セリエのストレス学説にある警告反応期には灸を、抵抗期には鍼を行なうと良いと思います。
当院は、気を整えるのが一番と考えておりますので、電気低周波機は使用せず、鍼・灸・按摩・マッサージだけで施術しております。
また、東洋医学が主体ではございますが、薬剤師でもある院長が薬学・西洋医学の視点からアドバイスも可能です。
仕事でお疲れのサラリーマンの方の活力になれれば嬉しいです。
気づまり
自分の呼吸を気にする事は、深呼吸や呼吸法のように意識をしない限りは、あまり気にした事がないように思えます。
人間は毎日24時間、休まず呼吸しています。生まれて最初にする事で、最後に息を引き取る瞬間まで行っている行為です。
生物にとって一番なくてはならない行為です。
最近、仕事をしていると、呼吸が浅くなり深くできていない人が多く見受けられます。
世の中の情勢、異常気象、ストレス等人間の日常生活を乱す要因が積もり重なった為でしょうか?
- 例1)体が硬くなり、首、肩、背中、腰、足に至るまで、痛み・だるくなり、入院し、退院しても症状が改善せずに来院
- 例2)呼吸が苦しく、喘息のような症状が出て、入院して治療。退院後もくり返し症状が再発して来院
体の緊張から、気づまりをおこして筋肉が硬くなり呼吸が浅くなってしまい、痛みや神経痛症状をおこしてしまった。
体の表面の気を治すため鍼灸の施術を行うと、日常生活が楽になられました。
転倒
「転んでしまった。」何気ない不注意を1度や2度経験した事があると思います。
転倒に関して、人生で恐ろしい経験をしました。特にお年寄りの転倒には注意が必要です。
鍼・灸・整体のご予定で来院80才後半の患者さんで来院前にころんでしまったと言われました。
脈をとり体を見まわしましたが異常がみられないので施術を開始。
背中の施術中、患者さんが左肩を動かし腕をバタバタさせて、うつ伏せがつらいと言いだした。
抜鍼して起こすと、脂汗をかいて、異常な呼吸をして、叫んだ。尋常でないと感じ救急車を呼びました。
担架に乗せられ、患者さんを救急車に搬送しました。
ここまでは、問題はなかったのですが、その後、血圧が40に下がり、緊急手術をうけたそうです。
脾臓の横に出血があり、5〜6Lの輸血をしたとの事。一歩まちがうと当院で亡くなられていたと思うとぞっとしました。
打ち所がわるいと命にかかわる「転倒」に出会ってしまった。状態を確認して、異常を感じたら、鍼・灸・整体の前に病院へ